60歳を越えても働く方法

 

60歳を超えても、変わらず元気で若々しい人は多くなっている。
「高齢者」という言葉を使うことに、違和感を覚えてしまうケースもたびたび存在している。
厚生労働省の資料によると、 平成27年調査計では定年制がある企業は92.6%。そのうち全職種に一律に定めている会社は98.1%、職種別にしているところは1.7%で、職種でみると教育・学習支援業で一番多くなっている。
また、一律定年制を定めている企業の様子をみてみると、従業員1000人以上の大きな会社では定年年齢を60歳にしているところが多く、逆に会社の規模が小さくなるに従って、定年年齢を高くしている傾向がある。
高年齢者雇用安定法で、高齢者が65歳になるまでは雇用制度を用意しなければならないことになっている。
定年年齢が60歳の企業では再雇用制度を取っているケースが多いが、その場合、会社側から提示される労働条件が、必ずしも希望に合うとは限らない。
特に主婦は、家事と仕事を上手く両立させられるかどうかを考えてしまうことが多いため、今まで勤めていた企業の継続雇用制度でそのまま働き続けることが難しいことも多い。
しかし長年、兼業主婦として積み上げたスキルと経験がある。
即戦力を求められる派遣社員としてなら需要も高いため、すぐに希望の条件にあった職場が見つかる可能性が大きい。
派遣会社にプロフィールや希望の労働条件などを登録しておけば、マッチングする企業を紹介してもらえるため、自分で探す必要もない。
もちろん登録の前に、派遣として働くためのノウハウをしっかり学んでおく必要はある。